団体概要/情報公開

フードバンクかながわが目指すもの

今日、日本の様々な分野において格差と貧困が広がっています。

日本の貧困率は15%を超え、先進国の中でも“貧困大国”といわれる深刻な状況にあります。経済的な格差の拡大に加え、地域コミュニティや家族関係の変容により、高齢者や子どもの貧困化をはじめ、社会的弱者の孤立化が進行しています。こうした事態に現在の社会保障制度や公的機関はセーフティ機能を十分に果たしきれていません。

その一方で、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品、いわゆる「食品ロス」が年間推計614万t(事業系334万t、家庭系280万t)も発生しているといわれています(※コロナの影響を受けた2020・2021年度を除く直近5年間の平均値、2024年7月現在)。

このように深刻化した日本の貧困化に対し、地域では市民同士のたすけあい、支えあいが様々に試みられています。今日全国的に広がりを見せている見守りや居場所づくり、フードバンクや子ども食堂といった取り組みもその試みのひとつです。

私たち協同組合、労働福祉団体、市民福祉団体は生産者・消費者によるたすけあいの組織であり、働く人々や市民同士によるたすけあいの組織です。

これらの組織が持つ食料の生産、流通の機能、人と人とが協同し相互扶助をはかるといったインフラと体制は、個人、諸団体、企業、行政等と連携することで今日の「貧困問題」「食品ロス問題」の解決の一端を担いうるものと考えます。

私たちは、個人や団体・企業から消費するには十分安全であるにもかかわらず廃棄されてしまう食料の寄贈を受け、支援を必要としている生活困窮者等に非営利団体を通じて適切に配るフードバンクシステムの確立をめざします。あわせて、この事業を通じ地域の「たすけあい」「支え合い」「分かち合い」、相互扶助の社会づくりをめざすとともに、社会の食品ロス削減に向けた意識の向上を図り、社会福祉及び資源・環境保全の増進に寄与することを目的に、一般社団法人フードバンクかながわを設立します。

設立

2018年3月11日、2年間の準備期間を経て、神奈川県内の非営利協同12団体により設立しました。

場所

シーサイドライン鳥浜駅3分

団体概要

法人名 公益社団法人フードバンクかながわ
所在地 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東2-4-45
電話番号 045-349-5803
FAX番号 045-349-5804
mail info@fb-kanagawa.com
URL http://www.fb-kanagawa.com

運営組織図

Soshikizu Soshikizu

役員一覧

公益社団法人フードバンクかながわ
  役員・事務局一覧(50音順)2023年6月14日改選

◇代表理事

當具 伸一 (神奈川県生活協同組合連合会 代表理事会長、生活協同組合ユーコープ 代表理事理事長)

林  克己 (日本労働組合総連合会神奈川県連合会 会長、神奈川県労働者福祉協議会 会長)

 

◇常務理事(業務執行理事)

網野 拓男 (生活協同組合パルシステム神奈川 代表理事専務理事)

希代 監  (生活クラブ生活協同組合 代表理事専務)

 

◇理  事

荻原 妙子 (公益財団法人 かながわ生き活き市民基金 理事長)

石川 晴美 (公益財団法人横浜YMCA 副本部事務局長)

金井 克之 (神奈川県労働者福祉協議会 事務局長)

河澄 一志 (生活協同組合ユーコープ 執行役員・かながわ県本部長)

里地 哲子 (生活協同組合パルシステム神奈川 常任理事)

四條 信仁 (神奈川県農業協同組合中央会 専務理事)

篠崎みさ子 (生活クラブ生活協同組合 代表理事理事長)

田中 知巳 (神奈川県生活協同組合連合会 代表理事専務)

野上 憲王 (中央労働金庫神奈川県本部 営業担当部長)

船山もえか(芳田) (生活協同組合ユーコープ 執行役員・ブランドコミュニケーション・保障事業統括)

前島 藍  (日本労働組合総連合会神奈川県連合会 副事務局長)

 

◇監  事

小森 幸子 (神奈川県労働者共済生活協同組合事業推進部部長(こくみん共済coop))

半澤 彰浩 (特定非営利活動法人参加型システム研究所理事・所長)

 

◇事務局

藤田 誠  (生活協同組合ユーコープ)事務局長(常勤)

薩本 史朗 (生活協同組合パルシステム神奈川)事務局次長 (常勤)

三枝みさ子 (生活協同組合ユーコープ)事務局 (常勤)

宇賀神 学 (生活クラブ生活協同組合)事務局 (常勤)

津金 良彰  事務局 (常勤)

市川 敏行 (かながわライフサポートセンター・神奈川県労働者福祉協議会)事務局 (非常勤)

小林 薫   事務局 (非常勤)